尼崎市、ヘルニアでブロック注射が効かないのはなぜ?!

2018.10.15

皆さんおはようございます!!

尼崎市で鍼灸整体院をしている山口鍼灸整体院の山口祐輝です。

本日は「ヘルニアでブロック注射が効かないのはなぜ?!」についてです。

 

腰椎ヘルニアになってしまい、痛みが辛くブロック注射を打ってみたが、ブロック注射が効かなく痛みが改善しない方もいます。
では、ブロック注射が効かないのはなぜでしょうか?
ここでは、
1.ブロック注射の期待できる効果
2.ヘルニアでブロック注射が効かない理由
3.ブロック注射が効かない場合はどうすればいい?
についてお話ししていきます。

 

ブロック注射の期待できる効果

ブロック注射はヘルニアだけでなく様々な部位の症状に適応できる治療法です。首、肩、腰、膝関節、足関節などの全身に適応される注射で、他にも、帯状疱疹や顔面神経麻痺などにも治療効果が期待できます。痛みを抑える薬が効かない方、痛みが強くなんとかして欲しい人、手術が怖い方にはブロック注射が薦められます。

その中で、腰椎ヘルニアもブロック注射は適応されます。正式名称は腰椎椎間板ヘルニアと言いますが、ヘルニアは飛び出るという意味です。ですので、腰椎という骨にある椎間板というクッションが飛び出てしまった。そしてその椎間板ヘルニアが神経を圧迫して痛みや痺れが起きている。ということです。

 

痛み

神経が興奮・過敏に

筋肉が緊張・硬くなる

痛み

 

神経圧迫された神経は興奮状態となり、痛みや痺れが出てしまっているので、これに対してブロック注射は痛みに対する麻酔効果とこの興奮状態を抑える効果があります。
ブロック注射の中でもいろいろとあり腰椎椎間板ヘルニアでは、
・仙骨ブロック注射、
・腰神経叢ブロック注射、
・腰部神経根ブロック注射、
・硬膜外ブロック注射、
・トリガーポイント注射
というのが適応されることが多くあります。これらのブロック注射の違いは痛みがどこにあるのか、痛みの原因となる場所がどこにあるのか、で打つ場所を変えていくものです。

 

ヘルニアでブロック注射が効かない理由

1.ブロック注射を打つ場所が痛みの原因とズレている
『そんなことあるの?』とも思いがちですが、よくあります。ヘルニアによる痛みの原因の場所は多岐にわたり、その特定は医師によってMRIで診断されます。基本的にはレントゲンではヘルニアかどうか予測を立てることはできますが、痛みの原因の場所まではわかりません。ですのでMRIを撮るわけですが、このMRIでさえも判断が困難なヘルニアがあります。実際は身体をメスで開いてみないとわからないものもあるからです。このような場合、症状を聞きながら痛みの原因はここであろうと考えられる場所を予測して仙骨ブロック注射、腰神経叢ブロック注射、硬膜外ブロック注射、トリガーポイント注射を選択して行います。しかし、原因の場所とズレていればブロック注射も効きません。これがヘルニアでブロック注射が効かない理由の一つです。

 

2.痛みの原因がヘルニアではない
『整形外科でヘルニアと言われた』という方も例外ではありません。ヘルニアの中でも痛みを伴わないヘルニアがあります。前述しましたが、腰椎椎間板ヘルニアというのは椎間板とういクッションが飛び出るといったものです。飛び出た際に神経圧迫されて痛みが出るわけですが、ヘルニアになっていても神経圧迫がされていないヘルニアは痛みが出ません。「腰椎ヘルニア=腰痛」と言う訳ではないということです。※詳しくはこちらをクリック
ではどこに痛みの原因があるの?というとヘルニア以外の場所に痛みの原因があるでのブロック注射が効かない理由の一つです。

 

3.手術が必要なヘルニア
まず前提として、腰痛がある方の中でヘルニアがある人は人口全体の1%とされています。そして、手術が必要なヘルニアの方は0.0463%となります。それ以外の99%の腰痛の方は他に原因があります。この0.0463%の方は手術が必要になる訳ですが、痛みがとても強いからと言って手術を第一選択することはありません。痛みが強く出ていても保存的治療で改善していくことが多いので、初めは保存的治療から始めるのが一般的です。手術が必要なヘルニアというのは、⑴急性の重篤な膀胱直腸障害がみられる場合、⑵神経障害によって起こる運動障害がみられる場合です。このような場合に手術が適応されるのですが、ブロック注射は⑴、⑵にも効果として乏しいため効かない理由となります。とはいえ、ヘルニアに対する手術は痛みが強くなんとかしてほしい場合や、早期の社会復帰、スポーツ復帰を望んでいる方には検討をすることがありますので、かかりつけの整形外科医に相談してみてください。

 

ブロック注射が効かない場合はどうすればいい?

ヘルニアの初期治療としては保存療法が選択されます。保存療法とはコルセット、リハビリ、投薬のことを指しますが、この場合、どのくらいの期間で社会復帰ができるのか、どのような経過をたどるのか、などの情報が必要になります。しかしながら、病院やクリニックで痛みが改善しないケースも少なくなく、ここで頼りになるのが整骨院や整体院での民間療法となります。整骨院や整体などの民間療法で施術を受ける際は、ヘルニアに対する知識があるのかが見極めのポイントなるので、受ける際は十分に調べてから受けることをお勧めします。

また、ネットで調べて自分でストレッチで改善を試みる方もいますが、これはお勧めできません。痛みが強ければなおさら行いわない方が良いです。まずは、MRIで医師にしっかりと診断してもらい、保存療法で改善を試みます。改善が乏しいようでしたら整体や整骨院での民間療法へ行かれてください。それでも、ダメなら再度病院・クリニックで医師に相談し、手術なのか保存療法なのかを決めていく流れが理想です。

※個人差があります

 

追伸  尼崎市 山口鍼灸整体院

ヘルニアでブロック注射が効かないのはなぜ?

さて、今回はブロック注射が効かないヘルニアの方についての話をしてきました。ヘルニアでブロック注射が効かない方も少なくないです。整形外科や病院だけでなくペインクリニックでもブロック注射を受けることができるので、家の近くにあるか探してみてはいかがでしょうか?あとは脊柱疾患専門の整形外科医がいるところもオススメです。治療法は多くありますが、何を選択してくかは人それぞれです。ブロック注射が効かなくても改善していく方も大勢いますので、諦めないでください。

整形外科・病院を受診

MRI診断

保存療法

整体院・整骨院での民間療法

整形外科・病院受診

保存療法 or 手術

 

 

山口鍼灸整体院では、坐骨神経痛の患者さんに対して数百人施術をさせて頂き、施術後は皆さん笑顔で帰宅されることが多く安心して日常生活を過ごされる方が多くおられます。

治療院に来るのが難しい方には訪問し施術を行っております。

 

 

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