膝の痛みは軟骨が減っていることが原因ではありません。

2019.11.15

皆さんおはようございます!!

尼崎市南武庫之荘で鍼灸整体院をしている山口鍼灸整体院の山口祐輝です。

本日は「膝の痛みは軟骨が減っていることが原因ではありません。」についてです。

 

膝の痛みは軟骨が減っていることが原因ではありません。軟骨が減っていても痛みは改善する

40代を過ぎる頃から膝の痛みを訴えられる方が増加していきます。

その痛みの原因をレントゲンを撮って、

「膝の軟骨がすり減っているから痛い・・・」

「軟骨がすり減るのは老化現象だから・・・」

と説明をされます。

ですが、その膝の痛みは、

  1. お風呂に入ると少し楽になりませんか?
  2. 痛みが楽な時間帯がありませんか?
  3. 立ち上がり、歩き始めが痛いけど、少し歩くと歩きやすくなることがありませんか?
  4. 10日前も、3日前も今日も、毎日同じ痛みが続いていますか?その日によって波がありませんか?
  5.  

上記に1つでも当てはまるなら、軟骨がすり減っていると診断をされていても、改善する可能性が非常に高いです。

なぜなら、症状の強さに波があるからです。

もし軟骨が原因で症状が出ているのであれば、軟骨や骨の状態はその日によって変化することはないはずですから、症状の強さにも波がなく、毎日同じ症状が続かなければおかしいはずです。

症状に波があるということは、波を起こしている他の原因があるということが考えられますよね?

また、中年以降の人をレントゲンで検査すると半数以上の方に変形が認められます。

しかし、半数以上の方が膝が痛いかというとそうではないはずです。

この事実から考えても本当に膝の軟骨が減っていることが原因なのか?

 

1、膝の軟骨とは?

膝関節は太ももの骨とすねの骨で構成させれています。(お皿と腓骨もありますが)

この骨と骨の間に関節の動きを滑らかにするために存在しているのが軟骨です。

これが体の使い方、負担のかかり方によってすり減っることによって変形していくということです。

では軟骨が減ったことで痛みを感じる人と、感じない人がいるのはなぜなのでしょう?

 

 

軟骨がすり減っても痛みを感じることはありません

膝の軟骨には神経も血管もありません。

つまり痛みを感じること自体が存在しないので、軟骨がすり減って痛いということはありません。

 

 

すり減った軟骨は再生する?

膝の痛みに軟骨のすり減りは関係ないことは分かったとしても、すり減っているということは気になりますね。

軟骨がすり減るなら、すり減った軟骨は再生できるのか?

軟骨には神経も血管も通っていないため、再生はしないと考えられています。

また、変形した膝関節は元に戻るのかというと、骨が変形してしまったものを元に戻すことはできません。

体の使い方を変えていくことで、見た目上は良くなりますし、これ以上変形が悪化していかないということは考えられますが、変形は戻りません。

 

 

膝の軟骨がすり減る原因

軟骨の役割は体重を受けるクッションの働きと、膝を曲げ伸ばしする際の動きをスムースにすることです。

これが重心の乗り具合によって、同じ場所に負担がかかり続けるために軟骨に均等に負荷がかからなくなります。

これを何年も続けることによって軟骨が変形してしまいます。

膝の痛みとは関係がないとはいえ、変形はしない方がいいですよね

 

 

2、膝の痛みの原因が軟骨じゃないとしたら、原因は?

膝が痛い特徴として、体重がかかった時に痛みます。

痛みを感じる部分は膝の内側と真ん中のお皿の下辺りが多いです。

痛みを感じるのがちょうど膝関節なので関節が悪いんじゃないかと考えてしまいますが、関節でも骨でもありません。

筋肉の痛みです。

 

 

太ももの筋肉が膝の痛みの原因です

太ももの筋肉は膝のお皿の周りの骨ににつながっています。

この筋肉が立ち上がったり、歩いたりすることでこの付着部にグッと負荷がかかるためストレスが最もかかりやすくなります。

膝に痛みを感じる人は、この太ももの筋肉が硬く強張っています。

強張った状態の筋肉が立ったり、歩いたりする際に伸び縮みをすると、筋肉の動きがスムースではないためにこの付着部であるお皿の周りにストレスがかかって、痛みを感じるということです。

つまり、筋肉の状態を柔軟な状態に改善すれば痛みは改善します。

痛みの原因は筋肉なので、軟骨がすり減っていても症状は改善することができます。

 

 

膝の痛みを改善するために、まずは太ももの筋トレをやめてみましょう

多くの場合、膝が痛いと

「筋力を鍛えて膝関節にかかる負担を筋力でカバーしましょう」

と言われます。

しかし、これまで説明した通り痛みの原因は膝関節の軟骨ではありません。

太ももの筋肉の強張りが原因です。

これを太ももの筋トレをしてしまうと、ますます筋肉は硬く強張ってしまいます。

筋トレをして太ももにストレスをかけるのではなくて、ストレスを抜いてあげることが必要です。

もし、筋トレをしてるけどなかなか良くならないという方は筋トレをやめてみて下さい。

それだけでも太ももにかかるストレスが少なくなるので、足は楽になります。

 

まとめ

これまで、膝の痛みの原因は軟骨がすり減ること、老化現象だからしょうがないと考えられてきました。

しかし、膝の軟骨が減っていても痛くない人もいる。

軟骨が減っていて痛かった人も痛みは改善する。

この事実から考えて膝の痛みと軟骨は関係がないということです。

 

山口鍼灸整体院では、膝痛の患者さんに対して数百人施術をさせて頂き、施術後は皆さん笑顔で帰宅されることが多く安心して日常生活を過ごされる方が多くおられます。

治療院に来るのが難しい方には訪問し施術を行っております。

ご連絡お待ちしております。

 

 

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