尼崎市、喫煙は腰痛の原因に?!

2018.12.06

皆さんおはようございます!!

尼崎市で鍼灸整体院をしている山口鍼灸整体院の山口祐輝です。

本日は「喫煙は腰痛の原因に?!」についてです。

 

 

喫煙は腰痛の原因に?!

タバコによる健康被害の認知が広まる中、やめたくてもやめられない方もいるのではないしょうか?

「平成26年全国たばこ喫煙者率調査」によると、

成人男性の平均喫煙率は30.3%

成人女性の平均喫煙率は9.8%

年々喫煙者数は減少しているとのことです。

「百害あって一利なし」といわれるタバコ。タバコによる健康被害はたくさんありますが、実は腰痛の原因にもなるといわれています。タバコを吸うことで、なぜ腰痛が引き起こされるのでしょうか?

 

喫煙と腰痛の関係は?

喫煙による血行不良

喫煙と腰痛は一見関係ないように感じます、実はタバコを吸う人ほど椎間板(背骨と背骨の間にあるクッションのようなもの)が老化しやすいことがわかっています。タバコにより椎間板が老化する原因には、ニコチンによる血行不良です。脊椎は椎骨の積み重ねで構成されていますが、椎骨と椎骨の間にはクッションの役割をする軟骨の「椎間板」があります。椎間板は、それ自体に血管がないため、周囲の毛細血管から栄養を得ています。しかし、タバコに含まれるニコチンにより椎間板周辺の毛細血管が狭くなります。すると、栄養が十分に届かなくなり、椎間板の老化が促されてしまいますす。

 

喫煙でビタミンCが不足に

喫煙によりビタミンCが多量に消費されるのはよく知られています。ビタミンCが不足することによってコラーゲン産生量の抑制されてしまいます。椎間板はコラーゲンで作られています。コラーゲンはビタミンCにより産生が促進されるので、慢性的な喫煙によってビタミンC不足が続くと、椎間板の老化が進んでしまうということです。

 

喫煙の結果、腰痛に!

椎間板は、もともと水分を多く含んでおり、クッション性に優れているのですが、老化すると水分が減少して弾力もなくなります。すると、中にある組織の一部が外に飛び出し、血管を圧迫することがあります。これにより、腰痛や下肢のしびれが起こることがあります。また、椎間板の水分が減ると容積が減少することから椎骨が不安定になり、脊椎全体のバランスも不安定にもなります。椎骨や脊椎が不安定になると、体は安定を求めて変化していき、それにともなってさまざまな病気が発症します。例えば、神経の束が通っている脊柱管が狭くなると「腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)」を、椎骨が前方にすべるのを防止する椎間関節がすり減って腰椎がずれてしまうと「腰椎すべり症」を、椎間板の中にある髄核が外に飛び出して神経を圧迫すると「腰椎椎間板ヘルニア」を引き起こします。

 

ヘルニアの7割以上が喫煙者?!

ある病院では、椎間板ヘルニアによる入院患者の72%が喫煙者だったことから、ニコチンが椎間板へどのような影響を与えるのかという研究がされています。ウサギの体内にニコチンを入れ、常にタバコを吸い続けている状態に近づけたところ、椎間板に大きな変性が見られました。続いて、ラットにタバコの煙を一日に20本分吸い込ませ、受動喫煙状態になるようにしたところ、ウサギの時ほどの変性は見られなかったものの、椎間板の周囲の毛細血管数がかなり少なくなるという結果が見られました。これは、ニコチンの作用により血管が収縮したことを裏付けており、椎間板に栄養を十分に送ることができないという証明になりました。この研究結果を見ても、タバコにより腰痛が引き起こされる可能性があるとわかります。腰痛予防や悪化防止のためには、禁煙することも大切と言えます。

※施術効果には個人差があります

 

追伸  尼崎市 山口鍼灸整体院

さて、今回は喫煙しているあなたへ、腰痛についての話をしてきました。腰痛からヘルニアへと移行してしまうと痛みが出てしまうばかりでなく、仕事や趣味活動ができなくなってしまう怖いものです。腰痛の改善、予防をしていくのには禁煙をしてくださいね。

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