皆さんおはようございます!!
尼崎市で腰痛専門の鍼灸整体院をしている山口鍼灸整体院の山口祐輝です。
本日は「自律神経失調症 息苦しさ」についてです。
自律神経失調症のチェックリスト
該当する項目がいくつあるか、数えてみましょう。
1・めまいや耳鳴りのするときが多い。
2・または立ちくらみをよく起こす。
3・胸が締め付けられる感じがする。
4・または胸がザワザワする感じが時々ある。
5・心臓がいきなり早くなったり、脈拍が飛ぶようなことがある。
6・息苦しくなるときがある。
7・夏でも手足か冷えるときがある。
8・胃の調子が悪いときが多い。(お腹がすかない・胸やけなど)
9・よく下痢や便秘をする。または便秘と下痢を繰り返す。
10・肩こりや腰痛がなかなか治らない。
11・手足がダルイ時が多い。
12・顔だけ汗をかく。または手足だけ汗をかく。
13・朝、起きる時に疲労を感じる。
14・気候の変化に弱い。
15・やけにまぶしく感じる時がある。
16・寝ても寝ても寝たりない。
17・怖い夢をよく見る、または金縛りにあう
18・風邪でもないのに咳がよく出る。
19・食べ物を飲み込みつらい時かある、喉に違和感がある。呂律が回らない時がある。
0-1個 自律神経に問題はなさそうです。
2-3個 自律神経に負担が掛かっているかもしれません。
4-6個 自律神経失調症になりかけているかもしれません。
7個以上 すぐに休養を取り、できるだけ早く専門家に相談しましょう。
自律神経失調症の息苦しさの原因
肺で息を吸い込み酸素を取り入れますが、
自律神経失調症で息苦しい症状をお持ちの方はこの肺がうまく膨らみません。
そのために息切れや息苦しさを感じるのですが、肺は自ら膨らむことができません。
肺を膨らます機能を持っているもので最も重要なのは横隔膜です。
横隔膜が上下することで、肺が息を吸い込み膨らんだり、息を吐きしぼんだりします。自律神経失調症の方は、この横隔膜の動きが硬くなっている方が多いのです。
筋肉の緊張
息を吐く筋肉が緊張していると肺を縮めようとする力が働きます。
そのため、息を吸いたくても抵抗がかかって吸えません。
風船を手で押しつぶしている状態で風船を膨らませているようなものです。
息を吐く筋肉は、内肋間筋・外腹斜筋・腹直筋などです。
これらは息を吸う時に伸びてくれないと息を吸うことができません。
そのため、これらの筋肉が緊張していると息切れを感じたり息苦しくなったり、
空気を吸っても吸ってもなかなか肺に空気が入って来ない感覚がします。
また、息を吸うには肺が膨らみますが、この際、肋骨も上に動く必要があります。
肋骨が上に動かないと肺が膨らむスペースができないのです。*
肋骨を横からみると、息を吸う時に肋骨は上に上がる。
息を吐く筋肉は肋骨を下げる筋肉ですので、肋骨が上に上がらなくなります。
すると息を吸おうと思っても肋骨に抵抗がかかり息苦しくなるのです。
ちなみに横隔膜は吸う筋肉ですが、緊張すると吸った状態で固まってしまうことが多く、それ以上に吸おうと思っても横隔膜がもう吸えない状態になっています。そのため、吸うことができずに呼吸が苦しく感じるのです。
つまり、横隔膜そのものが硬く緊張することで、呼吸が苦しくなることもあるのです。
また、横隔膜の動きは横隔神経でコントロールしていますが、この神経は頸椎(首の骨)の3番4番5番から出ています。そのため、首の筋肉が緊張すると横隔神経を締め付けてしまいます。すると、脳が横隔膜を動かそうと指令を出してもそれが横隔膜に届きにくくなってしまいうまく呼吸ができなくなり息苦しくなるのです。
自律神経はどこにある?(自律神経失調症 息苦しさ)
脳でも心臓付近でも全体でもない。
脳の下の方から腰までです。
わかりやすくいうと背骨、首から腰までずっと自律神経です。
交感神経は脊髄の外側から出て、おなか側に回って脊髄の両わきにある交感神経幹に入ります。
そして各臓器など全身に情報を伝えます。
副交感神経は、中脳、延髄、脊髄の下部から出て、身体の中にのびています。
交感神経が働くと脳と体が緊張します。
副交感神経が働くと脳も体もリラックスします。
活発に動くべき昼間は交感神経が働いて、眠る時間の夜には副交感神経が働くのが普通です。
活発なとき、休むとき、が認識できず、場違いなところで働いてしまうのが、自律神経の乱れと言われる状態です。
どうすれば息苦しさはなくなる?
息苦しい時は、交感神経が働いている状態となって、筋肉が緊張状態にあります。
ですので、副交感神経が働くようにしていけば、良いのです。
自律神経のある場所は背中と上記にお伝えしました。
自律神経失調症の方は、この背中側が硬く、うまく使えていない方が
非常に多くいます。
ですので、背中側を伸ばしてやれば良いのです。
しかし、伸ばす際に頑張ってストレッチをしてしまうと
交感神経が働いてしまうので、優しく静かに行ってください。
また、お風呂でゆっくり浸かることも副交感神経が働きやすくなります。
あとは、目を閉じてゆっくり腹式呼吸をすると
副交感神経が働きやすくなるので、ぜひ試してください。
※施術効果には個人差があります
追伸 尼崎市 山口鍼灸整体院
さて、今回は自律神経失調症の息苦しさに悩んでいるあなたへ、原因と対処法についての話をしてきました。自律神経失調症は他人からでは理解されにくいです。様々な症状が出てしまうばかりでなく、仕事や趣味活動ができなくなってしまう怖いものです。
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