皆さんおはようございます!!
尼崎市南武庫之荘で鍼灸整体院をしている山口鍼灸整体院の山口祐輝です。
本日は「股関節の症状は痛みがなくなったことで解決したわけではありません」についてです。
股関節の症状がなくなったから解決ではありません。最後に残るのは「再発するんじゃないか」という不安です
股関節の痛みは40代〜50代の女性に多いとされていますが、乳幼児期がきっかけになって10代から痛みに悩んでいる方から、60代になって突然痛くなる方、男性で手術をされた方もいらっしゃるように、膝や腰ほどに取り上がられることは少ないですが、実は悩んでいる方が多い症状です。
きっかけも、
- 10代の頃から違和感程度はあったが、出産を機に痛くなった
- 膝が初めに痛くなり、股関節にも痛みを感じるようになった
- 旅行に行って歩きすぎて疲れたのかと思っていたら、それが徐々に悪化した
- 坐骨神経痛でお尻から太ももが痛いので不自然な歩き方をしていたら股関節まで痛くなってきた
- 先天性股関節脱臼があったので、子供の頃から、運動するな、走るな、重いもの持つなと言われてそうやって過ごしてきました。定年になって家にいる時間が増えたら股関節が痛むようになってきた
などなど人それぞれ様々です。
ここでは股関節の痛みの症状と治療法について解説していきます。
股関節の痛み(変形性股関節症)の症状の特徴
症状の特徴として、股関節周囲の痛みと股関節の動きが制限されること(可動域制限)があります。
股関節周囲の痛み
初期の段階では軽い痛み、違和感、だるさが歩きすぎた後や、運動後に感じるようになり、1〜2日で治っていたのが、徐々に長引くようになり、立ち上がりや歩き始めに痛みを感じるようになります。
これが進行していくと、
- 歩き始めの一歩目に激痛が走ることがあるので、恐る恐る歩き出す
- 一歩目が大丈夫でも突然痛み出すので常に心配
- 歩いていてしばらく大丈夫でも、数分歩き続けると痛くなるのが分かってるので、あまり歩きたくない
- 数分間座ったままでいるとジワジワ痛くなってくる
- 横になっても態勢によって痛いので落ち着くまでゴソゴソ動いている
- 股関節が痛いからかばって生活していたら反対側も痛くなってきた
このようにどんな時にも痛みを感じやすいのが股関節の痛みの特徴です。
また、痛みが強いために動かせない、動かしたくないという状態が続くと、股関節の可動域制限が出てきて股関節が硬くなり、日常生活にも支障が出てきます。
股関節が硬くなる(可動域制限)
股関節を動かすと痛いということが分かってくるということと、体は本能的に痛い動きを避けようとするので、徐々に股関節を動かさないようになっていきます。
関節は動かさないと硬くなっていきます。
関節が硬くなることで、可動域が制限され、これまで普通にできていたことができないようになっていきます。
例えば、靴下が履けない、あぐらが出来ない、足が組めない、足の爪が切れない
歩く際には、歩幅が狭くなる、かばって歩く、階段がスムーズに上り下りできない
股関節が痛くなって一番不便に感じるのは、歩くと痛いということです。
「歩くと痛い、痛いから歩かない、歩かないから硬くなる、硬くなるからますます痛くなる」という悪循環を作ってしまいます。」
このサイクルを断ち切らない限り股関節の症状は進行していってしまいます。
股関節の痛み(変形性股関節症)病院で行われる一般的な治療法
病院で行われる保存療法(手術以外の方法)は股関節に負担をかけないためのもの、痛みを緩和するためのもの、筋力を強化するためのものに分けることができます。
股関節に負担をかけないことが目的の保存療法
- ダイエット
- 杖の使用
- 負担をかけないための生活指導
筋力を強化するための保存療法
- 筋力トレーニング
- 水中ウォーキング
- 体操
痛みを緩和するための保存療法
- 痛み止め
- ブロック注射
- 温熱、電気療法
これらの保存療法は出ている症状を抑えることが目的であり、股関節の痛みの原因を改善しているわけではありませんので、根本的な解決は望めません。
そもそも股関節の痛みが悪化しているのは、筋力が低下したからでも、体重が増えたからでもありませんので。
股関節の痛み(変形性股関節症)の手術療法
手術が選択されるのは保存療法を継続しても、症状の改善が見られず、歩行が困難であったり、痛みによる苦痛が日常生活に大きく支障を与える場合です。
手術は最後の選択肢です。
手術の際には、メリットとデメリットを慎重に検討する検討する必要があります。
いくら検討をしても手術の結果、どの程度改善するかは術後の経過を見るまでは分かりません。
手術前よりも手術後の方が症状が悪化する例も少なからずあるでしょう。
股関節の痛み(変形性股関節症)で本当に辛いのは不安感
今の痛みが無くなれば体に感じる症状としては無くなったことになりますが、最後に残るのが、
「今は痛くないけど、また再発するんじゃないか・・・」
「痛くならないように運動はしないようにしています」
「長時間歩くと痛くなっていたので、できるだけ歩かないようにしています」
このような不安感です。
症状がなくなったとしても、不安感がいつまでも残っていたとしたら、治ったことにはならないですよね?
この先もずっと不安を抱え、股関節の様子を伺いながらの生活では股関節が人生の主役になってしまいます。
まとめ
本当の意味で「治った」とは、痛みがなくなったことではなく、股関節に対する不安や恐怖がなくなり、自信を持って生活できることです。
ただ痛みを取るだけでは自分の体に自信が持てるようにはなりません。
不安を克服して自信をつけるには、
・なぜ悪化してしまったのか?
・なぜこれまで良くならなかったのか?
・どうすれば良くなっていくのか?
これらを理解して、実践していくことです。
山口鍼灸整体院では、股関節痛の患者さんに対して数百人施術をさせて頂き、施術後は皆さん笑顔で帰宅されることが多く安心して日常生活を過ごされる方が多くおられます。
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