坐骨神経痛の方が腹筋、背筋すると悪化する可能性もあります
腹筋、背筋、腰痛体操をしても坐骨神経痛は改善しません。そもそも筋力が落ちたから坐骨神経痛が発症している訳ではありません。
坐骨神経痛、腰痛、腰椎椎間板ヘルニアの方が病院で言われることが、
「運動不足も原因です。腹筋、背筋を鍛えて運動しましょう」
ということです。
素直な方は、痛いのを我慢しながら筋トレを実施していますが、何の目的でやるのかも分からないままやっていませんか?
・筋力が落ちたから、筋力を戻すためにやる
・腰が弱いから腹筋、背筋で腰を安定させる
・筋トレすれば姿勢が良くなって、腰に負担がかかりにくくなる
のようなイメージで取り組んでいるかもしれません。
しかし、本当に筋力が坐骨神経痛と関係があるのでしょうか?
もし、筋力が坐骨神経痛と関わりがあるのであれば、筋力が低下している高齢者は坐骨神経痛を発症する方が相当多いはずですが、そうじゃないですよね?
筋力が強いスポーツ選手は坐骨神経痛とは無縁なのでしょうか?そうじゃないはずです。また椎間板ヘルニアによる、坐骨神経痛は筋力が充実している20〜40代の若い年代に多いのも特徴です。
つまり、筋力と坐骨神経痛は関係がないということです。
腹筋、背筋の筋トレをするということは腹筋、背筋に負荷をかけて筋肉を硬く緊張させるということです。筋肉は緊張すると痛みになります
筋トレなので当然、筋肉に負荷をかけて実施されます。
筋肉は力を入れると硬く緊張します。
ただでさえ、腰やお尻、足の筋肉がこわばるように緊張して痛みがあるのにさらに負荷をかけて硬くしてしまっては、ますます悪化してしまうような感じがしませんか?
筋肉は緊張している状態より、緩んでいる方が楽なはずです。
だから、ストレッチやマッサージ、温めるということで硬くならないように意識しているはずなのに、筋トレで硬くしてしまっては良くならないですよね?
実際にやってみたという方は分かると思いますが、筋トレすると痛み出ませんか?
痛いということはその部位にストレスがかかっているということです。
それ続けてストレスかけ続けたら悪化する一方です。
まとめ
・坐骨神経痛の方が腹筋、背筋の筋トレをするということは、ストレスを減らさなければいけないのに、自分でストレスをかけてしまうということです。