尼崎市、腰痛に筋トレは逆効果?!

2024.02.08

皆さんおはようございます!!

尼崎市で鍼灸整体院をしている山口鍼灸整体院の山口祐輝です。

本日は「腰痛に筋トレは逆効果?!」についてです。

 

筋トレをすると腰痛になる?!

筋トレによる腰痛

整形外科などに行くと「腹筋や背筋が弱っていますね。筋トレをしてください」と言われた方も多いのではないでしょうか。それでは、筋トレ(腹筋)をして腰痛が治った方はどれくらいるのでしょうか。実際はごく一部の方を除いて、ほとんどの方が筋トレで腹筋と背筋をしたところで、腰痛は改善していません。むしろ悪化している方も多いです。また、腰痛がひどい方は筋トレ・腹筋運動をすることすらできません。もしかすると、ここをご覧になっているあなたも、腰が痛すぎて筋トレどころではないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

筋トレで腹筋運動や背筋運動で腰痛を悪化させている方が多いのでこの記事を書かせていただきました。もし、あなたが腰痛を改善するために、筋トレをすることを考えているようでしたら、ぜひ、この記事を最後までお読みください。その上で、どうするかを判断していただけたら嬉しいです。また、筋トレをしたいんだけど、腰痛にならないためにはどうしたらいいのか知りたい方も、ぜひ最後までお読みください。

 

腰痛に体幹の筋トレをしても良くならない

なぜ腰痛は起きてしまうのでしょうか。腰痛は元々腹筋や背筋が弱って起きているのではありません。
想像してみてください。

もし、腹筋や背筋が弱って腰痛が起こっているというのであれば、スポーツ選手は腰痛にならないのでしょうか?

「体を酷使するスポーツ選手と、私たちを一緒にするのはおかしい!」と思われましたでしょうか?それでは、もう少し想像してみてください。鍛えていても、体の使い方が悪ければ結局は腰痛になると思いませんか?つまり、鍛えていようがいまいが結局は腰痛になる人は腰痛になるという事なのです。

もし腹筋・背筋が弱って腰痛になるのでしたら、年をとれば取るほど腰痛になるはずです。そうなれば、世の中のお年寄りは全員腰痛持ちという事になってしまいます。しかし、実際は腰痛知らずで元気なお年寄りも多いです。つまり、腹筋・背筋の強さと、腰痛は関係ないのです。

体の痛みを改善するために筋トレする動物は人間しかいません。動物だって痛みが生じることはあるはずです。彼らは痛みを改善するために筋トレをするでしょうか。

 

なぜ筋トレをすると腰が痛くなるのか?

整形外科で薦めている筋トレをすると、逆に腰痛が悪化するケースがあります。あるいは、筋トレをしすぎると腰痛になる場合もあります。なぜ、筋トレをすると腰が痛くなるのでしょうか。実は、皆さんが行っている腹筋運動は、ほとんどが「大腰筋」「大腿直筋」と言われる筋トレです。

 

腹筋の働き

腹筋が働く範囲は、この写真のようにせいぜいおへそを覗き込むところまでです。試しに写真のような姿勢をとってお腹を触ってみてください。十分に腹筋が硬くなっているのが分かると思います。さらにこの位置から体を起こす時に使う筋肉は「大腰筋」と「大腿直筋」になります。ほとんどの方は、腹筋運動といったら体を完全に起こすような腹筋をされているので、結果的に大腰筋と大腿直筋を鍛えていることになります。

 

腹筋背筋のバランスが悪いから腰痛に?

「背筋と腹筋のバランスが悪いから、腰痛になる。」

「背筋に比べて腹筋は背骨との距離が離れているから腹筋が弱いと背中が反ってお腹が突き出して腰が痛む」

と書かれている本やホームページなどを見かけますが、「整体院の星」にお越しになる方でそのようなタイプの腰痛でお越しになる方はほとんどいらっしゃいません。むしろ猫背傾向になっている方がはるかに多いです。腹筋は何かの動作をする時に、上半身と下半身の間で、テコの原理のような役目をするのが主な働きです。姿勢を保持する仕事は、ほんのわずかです。ですから、腹筋と背筋のバランスが悪いから腰痛になるという理由は成り立ちにくいと言えます。確かに中には腹筋を鍛える事によって痛みが和らいだという方もいらっしゃいますが、それは、大腰筋の硬さによる腰痛を、筋肉を鍛える事で自前(筋肉)のコルセットを作って大腰筋の負荷を減らしたから和らいだように感じているのです。大腰筋は硬くなると身体を後ろに反らせ、負荷がかかって痛みが出ます。なので腹筋を硬くして後ろに反れないようにして痛みを感じないようにしているということです。まさに市販のコルセットと同じような働きをしている訳ですが、腰痛の原因そのものを解決している訳ではなく、ごまかしているだけになります。腹筋を鍛えなくても、腰痛が出ないように自然に腹筋が硬くなっている方もいらっしゃいます。その方も、腰痛が治っている訳ではなく、痛みが隠れているだけなんですね。

 

じゃあ、大腰筋を鍛えれば良いの??

最近では「大腰筋を鍛える事が大事」と言う説も出て来ています。解剖学的には「大腰筋は骨盤を前傾させる働き」つまり出っ尻の形を作る働きをするという事になっています。ですから、大腰筋を鍛えれば鍛えるほど出っ尻の姿勢になり、「猫背気味の方の腰痛改善に役立つ」とされているのですが、これも実際は違います。確かに解剖学の理屈上では、そうなると思われているのですが、現実には大腰筋が縮むと日本人は出っ尻になるのではなく猫背になる人が多いです。では、「大腰筋は骨盤を前傾させる働き」と反対の現象が起こるのはなぜでしょうか。実は着目しているところが変わっただけで、同じことを言っているのです。

太ももの骨を動かないように固定した状態で大腰筋を縮めると、骨盤は前傾します。しかし、腹筋運動のように背骨側を固定して大腰筋を縮めると、骨盤が後傾する動きをします。日本人は大腰筋が硬くなると猫背・がに股・O脚になる方が多く、逆に外国の方は出っ尻・X脚になる方が多いと言われています。【整体院の星】にお越し下さる腰痛の方で一番の原因としてあげられるのが、この大腰筋の硬さなのです。大腰筋は背骨と大腿骨(太ももの骨)をつないでいる筋肉で、姿勢の保持や体を前に曲げる、股関節を曲げる、などに使われます。下手に鍛えて大腰筋が硬く縮んでしまうと、猫背型の腰痛を作り出してしまいます。

 

腰痛はどうしたら改善・予防できるのか?

硬く縮んでしまった筋肉を本来の状態に戻してあげればいいのです。猫背型の腰痛は大腰筋を緩める事が大事です!今まで【整体院の星】で数千人の猫背型腰痛を改善してきましたがほとんどの場合、この大腰筋を本来の柔らかさに戻してあげる事で腰痛が改善しています。

 

腰痛のために筋トレをするのは止める

腰痛を改善するために、一生懸命腹筋背筋を筋トレしていらっしゃる方は、一旦やめてください。余計にひどくなる可能性があります。今まで施術を行ってきた方の中に、なかなか筋肉が緩まない方が何名かいらっしゃったのですが、そのような方は決まって痛いのを我慢しながら筋トレしていた方たちでした。本来筋肉は力を抜いたら、マシュマロのようにふわふわになります。もし、力を抜いても筋肉が硬いままでしたら、間違いなくあなたの筋肉はこの守る仕組みが働いています。この場合は、刺激や負荷を加える前に、筋肉の硬さを解除してください。

 

腰痛にならない筋トレをするには、どうしたらいい?

筋力は腰痛に関係のないという話をこれまでしてきました。ということは腹筋をしても腰痛にならないといことです。痛みの原因となっている硬い筋肉が少ない人は、筋トレをしても大丈夫です。腰痛などの痛みは、筋肉がある一定以上硬くならないと発生しません。ということは、筋トレをしたい方は痛みが出る前に筋肉を元の柔らかさに戻してあげると、腰痛になることはありません。むしろ元の柔らかさに戻すと、ちゃんと筋肉が働く状態で筋トレできるので、トレーニングの効果も上がるのです。腰痛になっていらっしゃる方は、まず筋トレをやめて筋肉を本来の柔らかさに戻すということをやる。腰痛でない方は、腰痛にならないように、筋肉を元の柔らかさに戻しながら筋トレをするということをやってみてください。

※施術効果には個人差があります

 

山口鍼灸整体院では、腰痛の患者さんに対して数百人施術をさせて頂き、施術後は皆さん笑顔で帰宅されることが多く安心して日常生活を過ごされる方が多くおられます。

治療院に来るのが難しい方には訪問し施術を行っております。

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