尼崎市、腰痛にマッサージ・ストレッチは逆効果?!

2018.11.14

皆さんおはようございます!!

尼崎市で鍼灸整体院をしている山口鍼灸整体院の山口祐輝です。

本日は「腰痛にマッサージ・ストレッチは逆効果?!」についてです。

 

腰痛にマッサージ・ストレッチは改善しない

腰痛 マッサージ ストレッチ

 

もし、腰痛が辛くなったら、あなたならどうしますか?湿布を貼る、クイックマッサージ、お風呂に入る、ストレッチをするなど、色々な方法を思いつくと思います。もし、今あげたようなことが、実はその場しのぎでしかないとしたらいかがでしょうか?さらには、下手をすると、腰痛を悪化させているかもしれないと言うと、あなたはどう思いますか?今回は、なぜ筋肉は硬くなるのかということと、マッサージやストレッチが硬くなった筋肉にどのような影響を与えているのかを書いてみたいと思います。

 

マッサージに行けば行くほど腰が硬くなる

さて、腰痛をお持ちの方ならクイックマッサージや揉みほぐしに行ったことがあるのではないでしょうか。マッサージや揉みほぐしを受けて、どうでしたか?治りましたか?

恐らく、マッサージを受けている間は気持ち良かったと思います。ただ、その気持ち良さはそんなに持続しなかったのではないですか?また、マッサージに行けば行くほど、揉まれることが気持ち良くなったり、もっと強く揉んでもらいたくなっているという方もいると思います。なぜ、マッサージを受けている最中と直後は気持ち良くても、しばらくしたら元に戻ってしまうのか。さらに、マッサージに通えば通うほど、マッサージが気持ち良くなったり、もっと強く揉んでもらいたくなるのか。肩こりや腰痛の痛みが発生するメカニズムと、筋肉の仕組みを簡単に説明しながら、その理由をご紹介します。

 

腰痛の痛みはどこからくる?

腰痛の場合、筋肉が硬くなったことが原因というのは何となくほとんどの方が感じていると思います。腰痛なども神経そのもに何か問題があると言うよりも、むしろ筋肉が硬くなっておこっているケースが多いです。では、筋肉が硬くなるとなぜ痛みが出てくるのでしょうか。筋肉が硬くなるということは、筋肉が縮んでいる状態だと思ってみて下さい。絶えず力こぶを作っている状態なのです。つまり、ギューッと縮んだ状態が、筋肉が硬くなった状態と言うことです。力を抜いているつもりでもギューッと絶えず力が入った状態です。長く続くと静脈のポンプとしての役割が果たせなくなってきますので血流が悪くなってきます。血流が悪くなるとその分運ばれてくる酸素・栄養の量が減ってしまい、酸欠・栄養不足の状態になります。酸欠は細胞にとって大きなダメージになります。そこで、酸欠であることを脳に知らせるために、ブラジキニンなどの痛み物質が生成され始めます。その痛み物質が痛みの原因と言うことになるわけです。

 

マッサージやお風呂で、腰痛が軽くなる理由

酸欠が痛みの原因だとしたら、血流を良くしてあげれば痛みは消えるはずです。実際にマッサージやお風呂に入って、血流が良くなると痛みが楽になるはずです。ただ、ここで気を付けなければいけないのは、マッサージやお風呂で血流は良くなりますが、筋肉そのものは柔らなくなっていないと言うことです。お風呂から上がってしばらく経って元の体温に戻ったり、マッサージで血流を良くしていたのが普通の状態に戻ったら、筋肉そのものが柔らかくなっていないので、結局血流が悪くなり、再び痛み物質を生成し始めるのです。腰痛を改善しようと思ったら、筋肉そのもを改善しなければ意味がないと言うことです。

 

腰が痛くなるのは、体を守る為

筋肉そのものを改善する為には、なぜ筋肉がロックしているのかを知る必用があります。もし、筋肉が硬くなることが悪いことだとあなたが思っているのであれば、それは少し筋肉の事を誤解しているかもしれません。筋肉が硬くなる仕組みがなかったら、私達はもっとひどい怪我や下手をしたら命を落とすことだってあり得るのです。筋肉が硬くなる理由は別の機会にもっと詳しくご説明しますが、筋肉が硬くなるのはあなたを守るために硬くなっているのだということを覚えていて下さい。

 

ストレッチやマッサージが逆効果になることも

もし筋肉が体を守る為に硬くなっているのだとしたら、一生懸命守っているところに無理に筋肉をマッサージ・ストレッチをしたらどうなるでしょうか。想像してみて下さい。あなたの手のひらの中に一生懸命守りたい物があるとします。一生懸命守る為に、あなたは絶えず両手をぎゅーと握りしめている状態です。そんな時に、見知らぬ人が急に来て、あなたの両腕を無理やり取ろうとしたら、あなたはどうしますか?恐らく、自分が守ろうとしている物を更に守ろうとして手のひらに力を加えるのではないでしょうか。無理なストレッチや、マッサージはこれと同じ事をしています。では、逆にあなたはどんな時に一生懸命守っているその手の力をゆるめる事が出来ますか?

もう守る必要がなくなって安心した時ではないですか?に握り締めていた手の力を抜くことが出来ますよね。筋肉も一緒です。まず、私達がしなければいけないのは、筋肉に「それ以上体を護る必用はない」と言うことを教えてあげる必用があります。つまり「筋肉の状態と、何をしたいのかでやるべき事は変わってくる」ということです。決してマッサージやストレッチが悪いと言うことではありません。筋肉の状態とシチュエーションによってやるべき事が変わってくると言うことをお伝えしたいのです。例えば、運動の後などであれば、疲労物質を流すのにマッサージは非常に有効です。また、運動の前と後のストレッチは、筋肉に運動をする準備とクールダウンをさせるのに有効です。筋肉に良いからと言うことで、全部を一緒に考えてしまうと、逆効果になることもあるという事です。

 

※施術効果には個人差があります

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