皆さんおはようございます!!
尼崎市で鍼灸整体院をしている山口鍼灸整体院の山口祐輝です。
本日は「坐骨神経痛の正しい入浴方法」についてです。
入浴のポイントを抑えて、より早い改善を目指しましょう。
坐骨神経痛の入浴のポイント
入浴時間
坐骨神経痛時の入浴時間にはポイントがあります。
「長湯しない・すぐ上がらない」です
坐骨神経痛時は長湯してしまうと、入っているときは痛みが緩和されて気持ちいいのですが、体が温まりすぎると体の調節機能が体を冷やすように働くので翌日が痛くなる場合があります。
また、からすの行水もよくありません。
なぜなら入っている間だけは身体の表面は温まるのですが、
体の深部までは温まらず、すぐに冷めてしまうからです。
身体が冷えると坐骨神経痛の症状は悪化してしますため、
ますます傷みが激しくなると考えられています。
ではどのくらいの時間入るのが効果的なのでしょうか?
40℃前後 15~20分がベスト
身体を温める(特に患部)ためには40℃前後でしっかり15~20分入りましょう。
そうすることで、入浴後も体温が下がりにくいです。
最初はぬるめの湯に浸かり、徐々に温かくすると患部への刺激が少なくて済みます。
入浴時の姿勢
家庭用の浴槽での入浴の場合、体を前にかがめて入る事が多いと思います。
しかし前かがみの姿勢は坐骨神経痛にとってはよくない姿勢です。
特に椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛の場合は前かがみや体育すわりをすると痛みが強く出ることがあります。
そのようなときは湯船用の腰かけを使用すると少し楽に入ることができます。
できれば背筋を伸ばし、骨盤を立てるようにして座りましょう。
また、腰かけがない場合は正座の姿勢がよいと考えられています。
正座は床で座るときにも坐骨神経痛には一番楽な座り方であると言われています。
なぜなら正座は最も重心が安定することや前後左右に体重が偏らないため、
患部への負担が少ないと言われているからです。
正座をするときも骨盤を立て背筋を伸ばすようにすると痛みが和らぎます。
※症状によっては正座をすると症状が悪化する場合もありますのでご注意ください。
浴槽に塩・みかんの皮を入れて入浴
浴槽にひとつかみ食塩を入れて入浴するのはおすすめの入浴方法です。
塩の成分である塩化マグネシウムや塩化カルシウムが肌の表面に付着し、水分の蒸発を防いでくれますので、入浴後いつまでもぽかぽかしていて体を冷やしません。
※洗い流すと効果が無くなりますので、塩入りのお湯に入った後は洗い流さないようにしましょう。
また、みかんの皮(生でも乾燥したものでも可)を入れての入浴も効果的です。
みかんの皮は『陳皮』ともいわれ、漢方としても使われています。その効果は保温とリラックス効果です。
みかんの皮にはリモネンと言う精油成分が含まれていて、血行促進の作用や保湿作用があり、身体をぽかぽかにして湯冷めを防いでくれます。
またその甘い香りやリラックス効果をもたらします。
また、両方入れることもおすすめです。
塩とみかんの両方を入れた『塩みかん風呂』にすると入浴後温まった体温を約50分も維持してくれるのです。
保温効果とリラックス効果が期待できます。
銭湯や温泉
温泉や銭湯には家庭用のお風呂とは違って、さらにいろいろなメリットがあります。
温泉成分が坐骨神経痛によい(温泉の場合)
広々しているのでリラックス効果が高い
楽な姿勢を取りやすい
1.温泉成分が坐骨神経痛によい(温泉の場合)
温泉の泉質は坐骨神経痛の症状を緩和してくれます。
お風呂に入るだけでも血行をよくしてくれますが、さらに良い成分も体内に取り入れられます。
坐骨神経痛時に特によいとされる泉質には、硫黄泉、食塩泉、炭酸泉、重曹泉、単純泉などがあります。
2.広々としているのでリラックス効果が高い
家庭のお風呂と違って広くのびのびとしているのでリラックス効果が高いです。
また、露天風呂からの景色は気持ちも安らぎますね。
実はストレスは坐骨神経痛を悪化させてしまう原因にもなります。ですので温泉のリラックス効果はとても期待が高いです。
3.楽な姿勢を取りやすい
家庭のお風呂は窮屈に体をかがめて入るようになりがちですが、温泉の浴槽は広いので足を投げ出すことができます。
坐骨神経痛の時の座り方は正座が一番いいのですが、足を投げ出す座り方もとても楽な姿勢なのです。
また、温泉施設の浴槽は腰を掛けるような段差があるところが多いので、腰に負担をかけない座り方がしやすいのも利点です。
でも温泉にはなかなか行けないという場合はドラッグストア等で売られている入浴剤を利用するのも効果的です。
山口鍼灸整体院では、坐骨神経痛の患者さんに対して数百人施術をさせて頂き、施術後は皆さん笑顔で帰宅されることが多く安心して日常生活を過ごされる方が多くおられます。
治療院に来るのが難しい方には訪問し施術を行っております。
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